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山口大学大学院創成科学研究科ポスドク研究員

E-mail            okadak[a]yamaguchi-u.ac.jp

ORCID    orcid.org/0000-0002-3436-5812

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Keita Henry OKADA 岡田 経太

About

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樹木の根に共生する真菌である外生菌根菌の研究によって,三重大学大学院で博士号(学術)を取得しました.

博士論文のタイトルは『Community structure and spatial distribution of ectomycorrhizal fungal spore banks in endangered Pseudotsuga japonica forests(絶滅に瀕したトガサワラ林における外生菌根菌胞子バンクの群集構造と空間分布)』.絶滅危惧樹木であるトガサワラの森林において,芽生えや稚樹の定着と成長を助けると期待される菌根菌の胞子がどのように分布するかが主題でした.

 私の研究のルーツは,​高校生の頃に読んだ井上真由美/著『カビの常識 人間の非常識』にあります.極端にpHの低いインクの中や,アルミニウム合金表面で生育するカビの姿に感激したものです.大学では奈良教育大学菌学研究室の菊地淳一先生に,大学院では三重大学大学院森林微生物学研究室の松田陽介先生に師事し,菌根共生と呼ばれる真菌と樹木の間の相互作用を研究しました.

 学位取得後は,大阪大谷大学衛生・微生物学講座で魚のコイを対象に水域の環境DNA手法を用いた分子生物学的な解析に取り組みました.現在は山口大学創成科学研究科・流域環境学研究室に所属し,さらなる環境DNA手法の習熟をしつつ,多方面へ興味の幅を広げています。​

Experience

職歴 Work experience

2023 年 4 月 ― 現在 山口大学大学院創成科学研究科 流域環境学研究室 学術研究員(ポスドク)

​2022 年 4 月 ― 2023 年 3 月 大阪大谷大学 薬学部 衛生・微生物学講座 非常勤職員(ポスドク)

学歴 Educational experience

2022 年 3 月 三重大学大学院 生物資源学研究科 資源循環学専攻 博士後期課程 修了

​       博士(学術)

2017 年 3 月 三重大学大学院 生物資源学研究科 資源循環学専攻 博士前期課程 修了

       修士(生物資源学)

2015 年 3 月 奈良教育大学 教育学部 学校教育教員養成課程 理数・生活科学コース 卒業 

所属学会 Academic Society

2024 年 7 月~ Ecology and Civil Engineering Society(応用生態工学会)

2023 年 9 月~ The eDNA Society(環境DNA学会)

​2022 年 8 月~ The Mycological Society of Japan日本菌学会)

2016 年 1 月~ The Japanese Forest Society(日本森林学会)

​2016 年 1 月~ The Ecological Society of Japan(日本生態学会)​

Skills

資格 Skills

2024 年   8 月 30 日 乙種第4類危険物取扱者免状 取得
2023 年   1 月 30 日 情報セキュリティマネジメント(SG) 試験合格
2022 年 11 月 18 日 普通自動車第一種運転免許 取得
2022 年   7 月 14 日 IT パスポート(IP) 試験合格
2019 年 10 月 18 日 登録販売者 試験合格
2018 年   8 月   9 日 一般毒物劇物取扱者 試験合格
2017 年   3 月 24 日 高等学校教諭専修(理科)免許状 取得
2015 年   3 月 25 日 高等学校教諭一種(理科)免許状 取得
2015 年   3 月 25 日 中学校教諭一種(理科)免許状 取得
2015 年   3 月 25 日 小学校教諭一種免許状 取得
2014 年 12 月 25 日 司書教諭 講習修了
2014 年   9 月 30 日 Super Science Teacher 資格 取得(奈良教育大学認定)
Publications

業績 Publications

論文 Articles

  1. 平田真二, 滝澤将弥, 井口隆暉, 丸山啓太, 岡田経太, 中尾遼平, 赤松良久 (2024) 環境DNAを用いた仔アユ流下量把握に関する基礎的検討. 河川技術論文集 30: 17-22. 
  2. Okada KH, Abe H, Matsuda Y, Nara K (2022) Spatial distribution of spore banks of ectomycorrhizal fungus, Rhizopogon togasawarius, at Pseudotsuga japonica forest boundaries. J For Res 27: 308-314. https://doi.org/10.1080/13416979.2021.2023386
  3. Okada KH, Matsuda Y (2022) Soil spore bank communities of ectomycorrhizal fungi in Pseudotsuga japonica forests and neighboring plantations. Mycorrhiza 32: 83-93. https://doi.org/10.1007/s00572-021-01065-y

発表 Presentantions

口頭 Oral

  1. 稲葉愛美,杉山優,岡田経太,中尾遼平,赤松良久(2024)SARS-CoV-2に対する長期下水モニタリングにおけるパッシブサンプラーの適用性と流行の早期検知の可能性.第58回日本水環境学会年会.九州大学伊都キャンパスセンター2号棟(福岡県福岡市,3月6~8日)
  2. 岡田経太,内井喜美子(2023)核rDNA-ITS領域を対象とした環境DNA分析によるコイの交雑レベル推定.第70回日本生態学会大会.オンライン/仙台国際センター(宮城県仙台市,3月17~21日)
  3. 岡田経太,松田陽介(2020)絶滅危惧種トガサワラの残存林周辺に潜在する外生菌根菌の空間分布.第131回日本森林学会大会.名古屋大学東山キャンパス全学教育棟・豊田講堂(愛知県名古屋市,3月27~30日)
  4. Okada KH, Matsuda Y (2019) Molecular detections of soil inocula of an ectomycorrhizal fungus, Rhizopogon togasawariana, in Japanese Douglas-fir forests. Asian Mycorrhizal Congress 2019. Mie Center for the Arts (Tsu, Mie, Oct. 1st-4th)
  5. 岡田経太,松田陽介(2019)紀伊半島の残存トガサワラ林における外生菌根菌埋土胞子の空間分布様式.第130回日本森林学会大会.新潟コンベンションセンター「朱鷺メッセ」(新潟県新潟市,3月20~23日)

ポスター Poster

  1. 中尾遼平,岡田経太,坂田雅之,赤松良久(2024)堆積物環境DNAを用いた魚類相調査に関する基礎的検討.応用生態工学会第27回さいたま大会.埼玉会館(埼玉県さいたま市,9月18~21日)
  2. 平田真二,滝澤将弥,井口隆暉,丸山啓太,岡田経太,中尾遼平,赤松良久(2024)環境DNAを用いた仔アユ流下量把握に関する基礎的検討.2024年度河川技術に関するシンポジウム.土木学会(東京都新宿区,6月20~21日)
  3. 稲葉愛美,杉山優,原田一輝,岡田経太,中尾遼平,丸山啓太,斎藤稔,宮園誠二,赤松良久(2024)山口県内下水処理場および周辺河川におけるノロウイルスの通年動態とカキへの蓄積.第58回日本水環境学会年会.九州大学伊都キャンパスセンター2号棟(福岡県福岡市,3月6~8日)
  4. 岡田経太,松田陽介(2018)和歌山県のトガサワラ林における外生菌根菌埋土胞子の空間分布.第129回日本森林学会大会.高知大学朝倉キャンパス(高知県高知市,3月26~29日)
  5. 岡田経太,松田陽介(2017)三重県大又トガサワラ林における外生菌根菌埋土胞子の分布.第128回日本森林学会大会.鹿児島大学郡元キャンパス(鹿児島県鹿児島市,3月26~29日)

査読経験 Peer Review

​​New Phytologist
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